雄大な海と島々を望む、美しい山の裾野で

響灘

瀬戸内海と日本海、ふたつの海にはさまれ、本州最先端に位置する山口県。絶景スポットとして世界的にも知られる角島大橋や、明治維新の舞台となったがある北側は山陰地方、日本三名橋の錦帯橋(岩国市)や山口宇部空港を有する南側は山陽地方と呼ばれています。

川棚温泉があるのは、北側・山陰地方。美しい輪郭を描く鬼ヶ城連山から、響灘へ向かって裾野が広がっていく・・・そのなかほどにある川棚温泉は、まるで山の懐に抱かれているようです。温泉地として800年もの長い間泉を絶やさず、いつの時代も優しいいで湯で人々を迎え入れてきました

 

すまうように過ごす、こころ凪ぐひととき

白いお花

「川棚温泉は私の最も好きな風景だ。山裾に丘陵をめぐらせ地形において申し分がない」。これは、自由律俳句で著名な俳人・種田山頭火が、川棚で残した言葉です。自由律俳句とは、五七五などの決まりにとらわれず、たゆたう心を自由にうたっていく句のこと。緑豊かで風薫る川棚の雰囲気と、やわらかないで湯を心から愛した山頭火は、旅の中で100日間ほど滞在し、「ここに庵を結びたい。(中略)ここに死んで、このあたたかい温泉の湧く土に埋めてもらおう」と日記に記したといいます。

いつまでも眺めていたいこころ落ち着く景色と、万人をつつみこむやさしい湯。むかしもいまもかわらない、川棚温泉の閑雅です

 

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■周辺の観光スポットについて

—徒歩圏内—

・青竜湖

・松尾(まつのお)神社

・八ケ尻池

・妙青寺(雪舟庭園)

・川棚の杜/コルトーホール/烏山民俗資料館

 

—ドライブ圏内—

・角島大橋

・元の隅神社

・唐戸市場

・海響館(水族館)

・秋吉台

・福徳稲荷神社

・国指定天然記念物 川棚のクスの森

■川棚温泉の泉質について

ナトリウム・カルシウム―塩化物泉
【症状】
無色・透明・無臭・微塩味
【適応症】
神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、打ち身、くじき、慢性消化器病、冷え症、疲労回復、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱体質、慢性婦人病、痛風、動脈硬化症、高血圧症、慢性胆のう炎、胆石症、神経痛、関節痛

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